製造業

D-Master NAS-HDD Type-AS6604Tを導入、NASの機能を使ったリモートワークによる社内外データ共有や顧客へのデータ共有が容易になり業務効率が向上。

Point.1 リモートワークでのデータ共有や顧客へのデータ提供を安全で手軽に行いたい
Point.2 メールでのデータ配信の手間を省きたい
Point.3 クラウドサービスにデータを置いてしまうのは不安

リモートワークにおけるデータ共有と顧客とのデータ共有をスマートに行いたいというご要望でした。
ヒアリングを行ったところ、普段扱われるデータはCADデータなどデータサイズが大きくなりがちなものも扱われるということで、大容量を構築できる4ベイタイプで高速SSDキャッシング機能も搭載しているD-Master NAS Type-6604をご提案。 Type-6604は、小型の4ベイモデルながら最大18TBのHDD搭載で耐障害性と効率性の良さを兼ね備えたRAID5構成とした場合でも約50TBもの容量を確保することが可能です。

リモートワークには、NASに搭載されたリモートアクセス機能を活用しました。
これにより、複雑なVPN環境を構築することなく社外にいても社内のNASにアクセスすることが可能となります。インターネット経由になりますので、社内と比べるとアクセススピードは多少落ちますが、Windows PCであれば専用ソフトをインストールすることでNASの共有フォルダをネットワークドライブとして設定できますので、使い勝手は社内にいるときとほとんど変わりません。

顧客へのデータ提供には、NASの共有リンク機能を活用しました。
これまでは、PDFデータなどをメール添付で送られていましたが、PDFデータでもサイズが大きくなるとメール添付が難しい場合も出てきていて、そのようなときこれまでは外部のファイル転送サービスを使われていたそうですが、何となく不安があったそうです。 NASの共有リンク機能を使うと、共有したいデータへ直接アクセスするためのURLを発行できます。
顧客は、そのURLからアクセスすればNASへのアクセス用のアカウントを持っていなくても、ファイルを数クリックでダウンロードすることが可能になります。
ダウンロードできる期限を区切ったり、パスワードを付けることも可能ですし、何よりデータをアップロードする時間をかけることなく、そこにあるデータにすぐにURLを発行できますので、業務効率もアップしました。

大学関連

D-Master NAS (10GbE/10TBx10台/RAID 6) を導入し、大容量のデータの保存と高速通信による共有が可能になり作業効率が向上。

Point.1 データの計算結果を保存するために、通常の外付けHDDではストレージの容量が不足していた。
Point.2 RAWデータが膨大なデータ量のため、NASからデータを開く際に時間がかかりすぎて通常のNASでは仕事にならなかった。
Point.3 また、1000NASE-Tの速度ではデータ転送やファイルを開く際に時間がかかりすぎていた。

一旦NASへ保存してから、ワークステーションや各クライアントPCでデータを開くという処理を行っていらっしゃいましたが、1ファイル当たりの容量が大きすぎて、通常のNAS(1000BASE-T)の速度ではデータの転送やファイルを開くのが遅すぎるためそこの問題を解決したいという要望でした。

データ保全、データ共有をしつつ大容量保存も維持したいということで、D-MASTER NASで10TBx10台(RAID6)でご提案をさせていただきました。

周りの環境につきましても、スイッチングHubやLANケーブル含めすべて10GbE対応に機器を入れ換え、データ転送速度も通常のNASよりも圧倒的に速くすることができました。

教育業

D-Master NAS を２台導入し、教員と学生間のデータ共有を円滑に遂行、セキュリティを確保。

Point.1 教員－学生間のデータ共有を円滑に行うとともに，貴重な研究データをしっかりと保管し，セキュリティも確保したい。
Point.2 複数の教員間においても、研究データ等をセキュリティを確保した上で保管したい。
Point.3 個人情報を含む場合があるため，研究室外からのアクセスを禁止したい

　これまでは，学生と研究データについてUSBメモリ等でデータをやりとしており，教員個々が外付けハードディスクに別途データを保管していました。しかし，USBメモリを介してのウィルス感染のリスクもあることから，NASを介することによりこれらを解消し、またグローバルIPを持たせず，ローカルで運用することにより，アクセスを限定することができ，セキュリティを確保しました。

2017年に教員－学生間のデータ共有のため，4ベイタイプのAS6104Tを提案． RAID1の２ボリューム構成とし，各ボリュームで3.5TBの容量を確保
2021年に複数教員間での研究データ等を保管するため， 4ベイタイプのAS6604Tを提案． RAID5構成とし，10TBの容量を確保

いずれも，グローバルIPを持たせず，ローカルで運用しており，研究室内のLANからしかアクセスできないようにしています。
NASの共有フォルダをネットワークドライブとして設定しており，ローカルIPを直接入力しアクセス、また，フォルダごとに権限を設けています。
卒業研究等，非常に大容量のデータのやり取りが容易になり、また，各種機器もNASに接続できるようにしたり，実験データをNASを介して容易に各自のPCにコピーできるようになって、データ共有の効率とセキュリティが確保できるようになりました。

病院・クリニック

電子カルテや各種検査結果データの共有と保存のため、保存するデータの性質に応じて２種類のD-Masterを導入。

Point.1 電子カルテデータの共有を比較的安価に行いたい
Point.2 バックアップをしっかりとっておきたい
Point.3 増大する検査結果データの保存先となる大容量ストレージを導入したい

　電子カルテやレセコンのデータに加え、通常のファイルデータを効率よく共有したいという事でご相談をいただきました。
また、追加のご希望として共有フォルダの権限をいくつかに分けて、アクセスするユーザーごとにアクセス制限を行いたいという意向をお持ちでした。
データ量はそこまで極端に大きくはならないということでしたので、比較的小型でバックアップも取れるように4ベイタイプでメモリの増強が可能なD-Master NAS Type-5304をご提案。
Type-5304は小型の4ベイモデルですが、RAID1からRAID6まで対応しMyArchive機能を活用することで外付けではなく内蔵HDDの形でのバックアップ領域も確保できることからこちらをご提案しました。2TB HDDを3本と4TB HDDを2本という構成とし、このうちの2TB HDD3本でRAID5を、余った1つのベイをMyArchive用として設定し、残りの2本の4TB HDDに交互にバックアップを取るという運用を行っています。

また、上記NASとは別に、レントゲン検査や内視鏡検査で撮影した動画や画像の保存先も必要ということでした。
こちらはファイルサイズが大きく、かなりのストレージ容量が必要になるということでしたので、8ベイタイプで大容量を構成できるD-Master NAS Type-6508をご提案しました。
Type-6508では、大容量に加え耐障害性も重視し、10TB HDD7本でのRAID6構成としホットスペアも1本確保しました。
実効容量がおよそ50TBと大容量であるが故、同程度のバックアップ領域を確保するのは予算的に難しかったのですが、RAID6によって2本のHDD故障まで対応でき、ホットスペアもあることで同時故障でなければ3本までのHDD故障に耐えられる構成とすることで、予算内で最大限データ消失を避けるられる形をとっています。

税理士事務所・会計事務所

重要データの集約とバックアップ、顧客との共有にD-Masterを利用。また、災害等の備えとして、クラウドストレージを併用。

Point.1 顧客データを1か所に、セキュリティを高めつつ集約したい
Point.2 地震などの災害を考えると不安なのでバックアップを事務所以外の別の場所にとっておきたい
Point.3 顧客への情報発信にも活用したい

１つ目のご要望は、使っているPCのHDD内にそれぞれが保存している重要データをセキュリティ高く集約したいというものでした。
NASでは、共有フォルダへのアクセスに制限を設定することができますので、フォルダへのアクセスをユーザー名/パスワードを入力しないとアクセスできないように制限しました。
また、ファイル数は多いものの、1つ1つのファイルサイズは大きくないデータがほとんどということでしたので、本体にはD-Master NAS Type-3304をご提案しました。

データバックアップ先としては、物理的に離れた場所が望ましいということでしたので、クラウドストレージへのバックアップをご提案。
D-Master NASでは、AWSやGoogle Drive、Dropboxなどの主要なクラウドストレージサービスとの接続用アプリケーションが用意されていますので、クラウドへのバックアップも容易に設定が可能です。今回は、Dropbox Businessをバックアップ先として利用しました。

顧客への情報発信にも活用したいというご要望もありましたが、これまでは書類データを添付したメールを個別に配信されていたということで、メール配信にかかる手間もかなり負担となっていたそうです。
そこで、NASのリモートアクセス機能を活用して、顧客の方のみがリモートアクセスで閲覧できる共有フォルダを作成しました。具体的には、閲覧して欲しいデータをNAS上に置いて、顧客の方から自由に閲覧できるような環境としています。ただし、顧客以外の方や契約が切れた方には見られては困るということでしたので、顧客の各企業様に対して個別にNASのユーザーアカウントを発行して、このアカウントを事務所様に管理いただくことで契約顧客以外には見えないような仕組みとしました。

ご家庭で

スマートフォンやPCに保存された動画や写真をD-Master NASに保存して容量不足を解消。同時にメディアストリーミングサーバーとして活用することで、それらを手軽に閲覧。

Point.1 ホームマルチメディアストリーミングサーバーを構築したい
Point.2 スマホの容量不足を手軽に解消したい

ご家庭のPCに保存された、たくさんのお子様の動画や写真、音楽ファイルをもっと手軽に閲覧できる方法はないだろうかというご相談をいただきました。
D-Master NASには、共有フォルダとして使うという基本機能の他に、ビジネス向けやご家庭向けのNAS用アプリケーションが用意されています。NASにインストールしてセットアップすることで、便利に機能拡張することが可能に。 UPｎP/DLNAアプリケーションをインストールすれば、NASはたちまちホームマルチメディアストリーミングサーバーに生まれ変わります。
今回は、NAS自体にHDMI出力が付いたD-Master NAS Type-5202をご提案。
Type-5202は小型の2ベイモデルですが、本体背面にHDMI出力を装備。NASにTVやモニタをつなぐことで、直接NAS内のデータを閲覧することも可能です。
もちろん、離れた場所にあるスマホやタブレット、メディアプレイヤーなどのUPnP対応デバイスからネットワーク経由で動画や写真を閲覧することも可能です。

また同時に、スマホで撮った写真や動画が増えすぎてすぐに容量がいっぱいになるので、手軽にどこかに保存する方法はないだろうかというご相談もいただきました。
このような場合にも、NASは有効です。D-Master NASにはAiFotoというアプリケーションが用意されています。スマホにインストールしてNASと接続することで、NASに撮りためた写真や動画が自動的にNASにアップロードされるため、スマホの容量を気にする必要がなくなります。アップロードタイミングは特定のWi-Fiに接続したときなどのように指定もできますので、自宅のWi-FIを登録しておけば自宅に戻ったらアップロードされるようにすることも。通信費が気になる方にも安心です。